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訪問診療

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医療記事のご紹介

【医 療 新 報】
平成9年(1997年)7月15日(火曜日)の記事より抜粋

「多くの患者さん、またはその家族の方々は出来れば在宅で治療を受けたいと願っているんじゃないでしょうか」と、最近とくに増えてきたお年寄りの在宅医療に情報を傾ける。往診はほとんど毎日、多いときは一日四、五件回るという鴻上先生の専門は消化器内科。特に内視鏡での上部、下部消化管の検査が専門である。

二十六歳の時、この地で開業していた父親の突然の他界で、跡を継ぐことになった。大学の医局に入局してわずか二年目のことであった。

鴻上内科医院鴻上内科医院は、閑静な住宅街に一見レストランかカフェを思わせる大きなアーチが目印だ。診療所の二階が住まいになった瀟洒な建物は1996年5月に完成したものだという。周囲の町並みにとけ込むようにたたずんでいる。

「お年寄りの医療の基本は在宅である」という考えが、先生の言葉の端々に感じられる。たとえば、検査の予約一つとっても、ほとんどが病院側の都合で決定され、患者の都合などなかなか聞き入れてもらえない現実に対して、「出来るだけ患者さんのニーズに合わせていくというのが基本的な考えです」と主張する。

また患者さんが素直に自分の希望を表に現せるのは、「やはり自宅ならではでないだろうか」とも。そんなことを思わせるエピソードを鴻上先生は次のように語る。

「ある患者さんが大学病院で胃がんの末期と診断されました。食べ物が通らないため家族の希望もあって、食べ物が通過しやすいように胃のバイパス手術だけ受けて在宅療養をする事にしたんです。その大学というのは僕の母校でもあったので、いろいろと詳しいデータも見せてもらいました。その結果、余命およそ三ヶ月と聞かされたのです。パイパス手術が終わって、しばらくすると、その患者さんは病院内を徘徊したり、痴呆症状まで出てきてしまったので、家族の人と相談して自宅へ連れて帰ったわけです。そしてその日から栄養と水分補給のための点滴を始めました。ところがしばらくすると、徘徊もなくなり、なんと意識もはっきりしだしたんです。結果的には三ヶ月どころか二年間も延命したうえ家族との貴重な時間を過ごすことが出来たのです」

その二年間、毎日鴻上先生は点滴を打ちに患者さんの家に通ったという。今でこそ在宅、在宅といわれ、在宅訪問医療が医療保険の対象にもなるようになったが、鴻上先生が始めた十年前は保険の適用はおろか訪問看護もまだ一般的ではなかった頃だ。

入局二年目で、これから一人前の医者になろうとしていた矢先に、突然父を亡くしたショックは他人には計り知れないものがある。しかし、それを乗り越え母校の医局の協力を得ながら、父亡き後のクリニックを再開し、今日まで立派に守り続け、しかも街の人の手に届く専門医として在宅医療を手がけるクリニックを発展させてきたのである。

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